法期限が迫るPCB対策。あなたのビルの「トランス」は大丈夫ですか?
高圧受変電設備(キュービクル)におけるトランス(変圧器)は、電力会社から受電した6,600Vなどの高電圧を、施設内の機器で使用する100Vや200Vの低圧に変換する中枢機器です。
電圧を安全かつ安定的に下げ、機器や照明に電力を供給する「心臓部」にあたります。
実は、古いトランスの中にはPCBという有害物質を含んだ絶縁油が使用されている可能性があります。
株式会社ICESでは、高圧機器の安全性向上をサポートするだけでなく、電気工事全般にわたる幅広いサービスを提供しています。
今回の事例では、京都府の病院施設にて高圧受変電設備(QB)内の高圧コンデンサの交換作業とともに、PCB(ポリ塩化ビフェニル)の採取・検査・処分を実施しました。
今回はキュービクルの中にひっそりと佇む「トランス(変圧器)」も同時に検体を採取したので詳しくご紹介します。
PCBは現在、法令により処分期限が厳格に定められており、期限内の解体・処分が義務付けられています。
まずは「含有しているかどうか」を正しく調べるための検体採取(分析調査)が必要です。

トランスからのPCB採取。ICESが徹底する「安全管理」
トランスからの採取は、コンデンサと異なり、上部の点検口などから絶縁油を抜き取ります。
一見シンプルな作業に見えますが、有害物質を扱うため、極めて慎重な対応が求められます。

感電防止の放電処置を確実に終えた後、トランスの蓋を開放した様子です。
内部は絶縁油で満たされています。

専用のサンプラー(スポイト状の器具)を使用し、内部の絶縁油を慎重に吸い上げます。
【重要】PCBの処分には「法的な期限」があります
PCB(ポリ塩化ビフェニル)を含有する機器は、法律(PCB特措法)により、種類ごとに処分期限が定められています。
期限を過ぎてしまうと、事実上処分ができなくなるだけでなく、厳しい罰則の対象となる可能性があります。
PCB処分期限のステータス機器の種類処分期限の状況
高濃度PCB機器 すでに多くの地域で計画的処理完了期限を過ぎています。
低濃度PCB機器 2027年(令和9年)3月31日までが処分期限です。
「まだ先だ」と思っていませんか?
処分を行うには、まず「含有検査(検体採取)」を行い、その結果を持って「処分施設の予約」をする必要があります。
期限間際になると検査・処分業者が混み合い、期限内に処分が間に合わなくなるリスクが非常に高まっています。
迷っている間にリスクは膨らみます。万が一、PCB機器を紛失したり、漏洩事故を起こしたりした場合、法に基づいた改善命令や罰則が科せられます。
何より、周辺環境への甚大な被害は避けられません。株式会社ICESでは、「うちのトランスは大丈夫かな?」という初期のご相談から、迅速に検体採取にお伺いします。
※放置は厳禁!PCB汚染機器の「隠れたリスク」
「動いているから」「漏れていないから」と放置するのが一番の危険です。
万が一、地震などの災害でトランスが転倒し、PCBを含んだ油が漏れ出した場合、その土壌汚染の除染費用や損害賠償は計り知れない金額になります。
「自分の代で終わらせたい」「放置せず今のうちに白黒はっきりさせたい」 そんなオーナー様のご要望に、ICESは確かな技術でお応えします。
株式会社ICESにお任せください
株式会社ICESでは、検体採取から分析機関への手配、その後の行政への届出サポートまでトータルでご相談いただけます。
「どこに頼めばいいかわからない」「古い機械で銘板も読めない」 そんな時こそ、現場経験豊富な私たちICESの出番です。
トランスやコンデンサのPCB調査から、その後のPCB不含機器への更新工事まで、ワンストップでサポートいたします。
弊社の専門知識と豊富な実績を活かし、お客様の設備を安全に、そして環境に配慮して対応いたします。
株式会社ICESの強みは、高圧機器のコンデンサ交換やPCBの処理に限らず、電気工事全般に対応できる点です。
高圧設備に関わる作業はもちろん、以下のようなサービスも提供しています
負荷試験:電力設備の安全性を確認するための負荷試験も実施。
消防点検:火災のリスクを低減するための消防設備の点検・メンテナンス。
一括で全ての対応が可能となり、工事の手間やコストを大幅に削減できます。
お客様は異なる業者とやり取りすることなく、ICESだけで幅広いニーズに対応できるため、時間とコストの節約が可能です。
まずは現状把握から。ぜひICESへお気軽にお問い合わせください。