非常用発電機、まさかの緊急停止!
今回の現場では、非常用発電機のメンテナンス不足により、ラジエーター内の冷却水がほとんど空になっている状態でした。
このままでは負荷試験どころか、地震や火災などの緊急時に作動した際、高確率で故障してしまう危険な状態です。
非常用発電機は命を守る“最後の砦”
非常用発電機は、災害時に停電した建物内で防火シャッターやスプリンクラーを稼働させるための電力源。
建物内の人々が避難するまでの時間を確保するために、非常に重要な設備です。
そのため、年に一度の「負荷試験」で、いざという時に正常に作動するかどうかを建物の所有者が確認する義務があります。

冷却水がここまで減少…!
メンテナンスされていない発電機では、液体の劣化や蒸発により、スポイトで吸い上げることもできないほど冷却水が減ってしまいます。

冷却水を約2.5L補充
不足していた冷却水を補充します。

燃料を20L補充
こちらも不足していたため、十分な量を補充しました。

補充作業 完了
燃料・冷却水ともに満タンの状態であれば、非常時には約3時間の稼働が可能です。
また、タンクが空のままだとタンク自体の劣化にもつながるため、定期的なチェックが必要です。

負荷運転開始からわずか5分で緊急停止!
本来であれば30分以上連続で稼働する必要がありますが、今回は5分も経たないうちに停止。
原因はおそらく油圧低下。
これまでも何度か修理されていたようですが、ついに始動不能寸前の状態に…。
この発電機の運命はどうなるのか――
続きは【後編】へ!
非常用発電機、あなたの建物は大丈夫ですか?
株式会社ICESでは、非常用発電機の負荷試験はもちろん、
メンテナンス・修繕・点検・清掃などトータルでサポートしています。
高い技術力と豊富な実績で、皆さまの大切な設備をしっかりと守ります。
「これって相談していいのかな?」というお悩みも、お気軽にどうぞ。
どんな小さなことでも大歓迎です。
まずは一度、株式会社ICESまでご相談ください。
丁寧な現地調査を行い、最適なご提案をさせていただきます。