非常用発電機の寿命と更新タイミング
メンテナンスの質が寿命を左右します
マンション・アパート・ビル・アミューズメント施設・ホテル・劇場・商業店舗・老人ホーム……
あらゆる建物に設置されている非常用発電機
実は「いざという時にちゃんと動くか」だけでなく、設置からの年数も重要なポイント。「うちはまだ大丈夫かな?」と感じたら、まずはこの記事をチェックしてみてください!

非常用発電機の「寿命」ってどのくらい?
非常用発電機にはいくつかの基準がありますが、設置場所の保管状況や使用頻度によってその寿命に変動があります。
- 法定耐用年数:15年(税務上の目安)
- 国土交通省官庁営繕基準:30年
- 実際の更新目安:おおよそ20年程度
つまり、「15年を超えたら注意」「20年を過ぎたら更新を検討」「30年は1つの限界ライン」という考え方が一般的です。
更新には高額な費用が…
しかし、非常用発電機の更新には、どうしてもまとまった費用が必要となります。
発電機容量(kVA) 更新費用の目安
- 30kVA 約200万~400万円
- 50kVA 約300万~600万円
- 100kVA 約500万~1000万円
思ったより高額ですよね…!
だからこそ、正しいタイミングでの点検・メンテナンスが重要です。
まずは「自分の発電機のkVA」をチェック!
建物によって発電機の容量(kVA)は異なります。
まずは、お持ちの発電機が何kVAなのかを確認してみてください。
そのうえで、
- 現在の稼働状況
- 導入からの年数
- 最近のメンテナンス歴
を見直すことで、最適な更新・修繕のタイミングが見えてきます。
適切なメンテナンスで寿命を延ばす!
発電機は「使わない=劣化しない」ではありません。定期的にメンテナンスを行うことで、内部の劣化を抑え、性能と寿命を大きく延ばすことができます。

株式会社ICESでは、
専門技術者による丁寧な現地調査を実施した上でのメンテナンス・点検・負荷試験による性能確認、経過年数に応じた修繕提案や部品交換
既に発電機事業を撤退したメーカー様であってもあらゆるサポートを行っております。点検・診断から更新計画のご相談まで一貫して対応しています。「うちの発電機、大丈夫かな?」と思ったら、お気軽にご相談ください!ウォーターポンプとは、エンジンを冷却するための冷却水を圧送・循環させる装置で、エンジンのオーバーヒートを防ぐ極めて重要な部品です。