数日間にわたる非常用発電機冷却水槽の修繕と負荷試験の案件です。
ボールタップの点検・交換
ボールタップが壊れていると冷却水などの水漏れ原因になります。今までにメンテナンスの履歴がなく冷却水槽内部壁面や水槽内のボールタップと電極棒に錆が発生しています。錆の発生した各部品を長期間放置すると水槽内で保管されている冷却水自体に錆が浸食し、エンジンの熱発生を正常な温度に保つことが出来ず、オーバーヒートやエンジンの焼き付きなど、深刻な故障を引き起こす原因となる可能性があります。
冷却水槽の清掃
古い塗料や錆を丁寧に削り落とします。この際、錆の発生により腐食した箇所にピンホール等による漏水が発生しないよう、パテ埋めを実施します。
下地塗装と錆腐食防止の塗料でメンテナンス
水槽内部の塗装の剥がれなどによる経年劣化が原因で、水槽の交換が必要になることがあります。定期的な点検が機器の寿命を延ばし、コストパフォーマンスを向上させます。下地材の塗装をしてから、錆腐食防止の塗料を二度塗り、劣化した部品を新品に取り換え、万全の状態を期して負荷試験を実施しました。
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