フィルターの放置はエンジンの「窒息」と「不整脈」を招く!?
非常用発電機には、人間でいう「マスク」や「腎臓」の役割を果たす3つの重要なフィルターがあります。
- オイルフィルター(潤滑油の不純物を除去)
- 燃料フィルター(燃料のゴミや水分を除去)
- エアフィルター(吸気から砂塵やゴミを除去)
「あまり使っていないから汚れていないだろう」という油断は禁物です。
これらを放置し続けると、いざという時に発電機が動かないばかりか、エンジンに致命的なダメージを与えてしまいます。
交換を怠った時の「恐ろしい弊害」とは?
各フィルターを放置すると、以下のようなトラブルが発生します。
- オイルフィルターの目詰まり
ドロドロの古いオイルが循環し、エンジン内部を傷つけます。
最悪の場合、金属同士が焼き付き、高額な修理費用が発生します。
- 燃料フィルターの劣化
燃料に含まれる微細なゴミやサビがエンジンへ侵入。
燃料噴射ノズルを詰まらせ、エンジンが始動不能に陥ります。
- エアフィルターの「消滅」と異物混入
これが最も恐ろしいケースです。長年放置されたエアフィルターは加水分解でボロボロになり、最後には「消滅(粉砕)」してエンジンに吸い込まれてしまいます。
また、劣化した隙間からゴミや虫が混入し、ピストンを破壊する事例も過去にありました。

劣化して形が崩れ始めたエアフィルター。
このままではエンジンがゴミを吸い込んでしまいます。
プロと素人の差が出る「間違いやすいポイント」
フィルター交換は簡単そうに見えて、実はプロにしかできない細かな調整や注意点があります。
燃料系統の「エア抜き」作業
燃料フィルターを交換した際、内部に入り込んだ「空気」を完全に抜かなければ、エンジンは絶対にかかりません。
適当に作業をすると、燃料漏れや火災の原因にもなります。燃料フィルターを交換した際、内部に入り込んだ「空気」を完全に抜かなければ、エンジンは絶対にかかりません。
適当に作業をすると、燃料漏れや火災の原因にもなります。
ガスケット(パッキン)の扱い
古いパッキンが張り付いたまま新しいフィルターを付けると、そこからオイルが噴き出します。
ICESでは、接地面の清掃と、新しいパッキンへのオイル塗布など、地味ですが重要な工程を徹底しています。
フィルター各種の適正な交換時期とその目安とは?
フィルター各種の交換時期の目安と放置した場合のリスク
株式会社ICESでは、以下のサイクルでの交換を推奨しています。
- オイルフィルター【1~2年】(またはオイル交換時) エンジンの焼き付き・異音
- 燃料フィルター【1~2年】(または燃料清掃時) エンジン始動不能・ノズル詰まり
- エアフィルター【2~3年】(環境により1年) フィルターの消滅・吸気不足・エンジン損壊
また設置環境が屋外や埃の多い場所であれば、さらに早めの点検が必要です。
前回のメンテナンス履歴や現場の状況から最適な交換時期を導き出し、ご提案させて頂きます。

交換したフィルター。

これでエンジンの呼吸と血液循環が正常に戻りました。

交換完了後の試運転。排気もクリーンになり、軽やかなエンジン音に。
株式会社ICESにお任せ下さい。


「前回の交換から何年も経っている気がする…」
そんな曖昧な状態が、災害時の大きな不安に繋がります。
ICESでは、交換履歴の管理から適切な時期のご提案まで一括で承ります。
まずは現在のフィルターの状態を、私たちのプロの目で確認させてください!
「うちのフィルター、最後に変えたのはいつ?」
「前回の交換がいつか分からない」
「エアフィルターがボロボロになっていないか不安」
そんな方はお気軽にICESにお問い合わせください。
あなたの建物の安全と安心をお届けするために私たちは単に部品を変えるだけではありません。
交換後の負荷試験運転で異音や漏れがないかまで徹底的に確認します。
フィルター交換に関するよくあるご質問(Q&A)
Q:ほとんど稼働させていない発電機でも、フィルターを変える必要はありますか?
A:はい、必要です。
フィルターは「使用による汚れ」だけでなく、「経年による劣化(酸化や腐食)」が起こります。
特にエアフィルターは湿気や熱で加水分解を起こし、ボロボロになってしまいます。
使っていないからこそ、いざという時に動く状態を保つための定期交換が重要です。
Q:フィルターだけ自分で買って交換しても大丈夫ですか?
A:おすすめしません。
特に燃料フィルターは、交換後に「エア抜き」という専門作業が必要です。
これに失敗するとエンジンが全くかからなくなるだけでなく、無理な始動試行でバッテリーを上げてしまったり、燃料漏れから火災に繋がったりする危険があります。
プロの施工には「確実な始動保証」が含まれています。
Q:メーカー純正品以外のフィルターを使っても問題ないですか?
A:基本的には「純正品」を推奨します。
安価な汎用品は、ろ過性能が低かったり、サイズが微妙に合わず漏れの原因になったりすることがあります。
非常用発電機は「命を守る設備」ですので、弊社では信頼性の高い純正品、またはそれと同等の性能が証明された部品のみを使用しています。
Q:フィルターが詰まると燃費や排気に影響しますか?
A:大きく影響します。
エアフィルターが詰まると吸気不足(酸欠状態)になり、不完全燃焼を起こして黒煙が出たり、出力が低下したりします。
環境への配慮や近隣への影響を考えても、常にクリーンな状態を保つことが大切です。