
燃料噴射ポンプは、燃料に圧力をかけてエンジンに送り込む装置です。
非常に重要な役割を持っており、エンジンの回転数や負荷に応じて燃料を送るタイミングを制御する機能も備えています。
特に非常用発電機に使用される燃料噴射ポンプは、長期間運転しないことが多いため、内部に燃料が劣化・固着しやすく、不具合の原因となります。
燃料噴射ポンプの固着による黒煙トラブル
今回ご相談いただいた案件では、試運転時に黒煙が排出されるというトラブルが発生しました。
主な原因としては、燃料噴射ポンプ内部の固着による燃焼不良が考えられます。

まずはポンプ内部の固着を除去する整備を行い、黒煙の改善を図りました。
この作業によって不具合が改善されるケースも多くありますが、もし改善されない場合は、燃料噴射ポンプ本体の交換が必要となる場合もあります。
ただし、ポンプ本体は高額な部品のため、株式会社ICESではできる限り分解整備や調整による対応を行い、コストを抑えた修理を心がけています。
燃料噴射ポンプのメンテナンスの重要性
非常用発電機は、日常的に使用されないため、以下のような予防保全が特に重要です。
定期的な燃料の交換
劣化した燃料が原因で内部部品が固着するリスクがあるため、定期的に新しい燃料へ入れ替えることを推奨します。
燃料フィルターの適切な交換
フィルターの目詰まりは燃料劣化につながります。使用頻度や環境により異なりますが、1~2年に1回程度の交換が目安です。
故障の早期発見
燃料噴射ポンプの固着を放置すると、**部品交換やオーバーホール(分解整備)**が必要になり、費用も大きくなります。定期的な点検で早期に異常を発見することが、トラブル防止につながります。
故障時の対応方法
- 分解整備(オーバーホール)
- ポンプを取り外し、内部を清掃・整備します。固着の状態によってはこれで改善されることも多いです。
- 部品交換・本体交換
- 重度の固着や摩耗が進んでいる場合は、ユニットごとの交換が必要になることもあります。
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